ガイドヘルパー|仕事で出来ること・出来ないこと

資格によって異なる外出支援の対象

各自治体による地域生活支援事業の一環として、ガイドヘルパーが誕生して10年あまり経ちました。

 

今や、専門的な技術を身につけたガイドヘルパーの介助を受けながら、外出を楽しむ障害者は、珍しくありません。

 

ガイドヘルパーが、障害をもつ人々のために常に周囲に神経を配り、その安全のためにきめこまかな世話をする代償として、障害を持つ人々は安心して外出を楽しむことができます。

 

ただ、ガイドヘルパーにも、“できること・できないこと”があることは、覚えておきたいものです。

 

ごく基本的なことになりますが、ガイドヘルパーの研修には、3種類があります。

 

(1)視覚障害者同行援護従業者養成研修(一般課程)(応用課程)…視覚障害者の外出支援を行う

 

(2)全身性障害者ガイドヘルパー養成研修…全身性障害者の外出支援を行う

 

(3)行動援護従業者養成研修(知的障害者・精神障害者)…知的障害者・精神障害者の外出支援を行う

 

ご存じの通り、視覚障害・全身性障害・知的障害・精神障害では、手助けや介助のやり方はまったく異なります。

 

できること・できないこと

(1)の研修を終えていても、(3)の全身性障害者ガイドヘルパー養成研修を履修していない人には、全身性障害者のガイドヘルパーを担当することはできません。

 

また、(2)と(3)を履修するためには、介護ヘルパー初任者研修(ホームヘルパー2級の資格取得を必要とする自治体も)修了する必要があります。

 

複数の障害を抱えた人に対しては、すべての障害をカバーする研修を修了しなくてはなりません。

 

その他に“できないこと”の1例を挙げましょう。

 

盲導犬を伴う利用者について、ガイドヘルパーが、利用者の介助の他に盲導犬の排尿の世話まで行うことは妥当か?という問題です。

 

利用者と事業所が話し合い、盲導犬の世話は業務の範囲外として利用者側に理解してもらった結果、外出の前に排泄を済ませるよう、とり決めたとのことでした。