ガイドヘルパーに求められる能力とは?

以前に比べ、近頃はショッピングセンター内で障害者や高齢者と共にお買い物を楽しむガイドヘルパーの姿を見かけるようになりました。長年介護人材の不足が問題となり官民挙げて対策を練り続けている成果だと嬉しく感じます。

 

それでもまだまだその需要には追いついていません。ガイドヘルパーは高齢のため、障害のために外出が困難な方を支援する職業です。少しでも早く、少しでも多くガイドヘルパーが誕生し、多くの方が外出を楽しめる世の中になってほしいと願う毎日です。

 

ガイドヘルパーには、「全身性障害者」、「視覚障害者」、「知的、精神障害者」の三つの病状に分類された資格があります。それぞれに求められる能力があります。

 

「全身性障害者」は、筋ジストロフィーという筋肉が萎縮し寝たきりになりがちな患者さんや、脳性まひなどの患者さんのことです。移乗、移動介助は大変体力を使いますので男性のガイドヘルパーをよく見かけます。

 

また、全身性障害の方のガイドヘルパーは外出時の排泄などの介助を行いますので、すでに介護の資格を保有していることが条件です。

 

「視覚障害者」は、全盲の方から少し視力の有る方が利用者となります。目が正常に見える方は、視覚障害者の方がどの程度まで自分で身の周りのことができるのかわからないものです。その利用者さんの状態をよく把握した上で、決して自尊心を傷つけないように対応しなければなりません。

 

全盲の方には左手でガイドヘルパーの右腕辺りを握ってもらい歩調を合わせて半歩先に歩きます。少し視力がある方の場合、ガイドヘルパーの少し後ろを歩いてもらい水たまりや危険から守ります。どの方法を利用者さんが望んでいるかを知る力が求められます。

 

「知的、精神障害者」は、知的レベルの低い大人、子供が利用者さんです。知的レベルが低くても、当然責任感や恥じらいはあります。尊厳の意識を強く持ち対応することが求められます。

 

どのガイドヘルパーにも求められるのは、利用者さんの安全を守るということと、利用者さんと外出を楽しむ気持ちを持つという事です。