ガイドヘルパーの現状

ガイドヘルパーとは、自分一人では外出が出来ない身体に障害を持った方の外出支援をする者の事をいいます。障害者総合支援法に基づく資格を取得すると、ガイドヘルパーとして働くことができます。

 

戦後からおおよそ40年間の日本での高齢者や障害者の介護を、ケアサービスと呼ぶには程遠いものでした。戦後の日本人の平均寿命は50代でしたので、高齢者数も少なく介護自体あまり必要とされていませんでした。

 

しかし豊富な栄養源や医療の発達により、今では平均寿命は90歳に近くなりました。高齢者が増え出した頃は高齢者の介護を疎ましく思い、障害者に対しても偏見のあるものでした。

 

ところが、1974年に東京で初めてスタートした盲人ガイドへルパー派遣事業、1987年に発足された社会福祉士介護福祉士法、1993年に発足された障害者基本法などで、高齢者や障害者の尊厳と共生が重要視されるようになりました。

 

高齢者も障害者も健常者同様、外出する権利があります。まだまだ建築物や道路などは高齢者や障害者にとって不自由なものもあります。そこで人間としてその力になるというのがガイドヘルパーの存在です。

 

ガイドヘルパーには、三種類の資格があります。知的、精神障害者の方の外出支援、視覚障害者の方の外出支援、全身性障害者の方の外出支援です。介護職員の資格を持っていても、視覚障害者と全身性障害者の支援は許可されていません。

 

視覚障害者の方は、盲目の方でもほとんど自分の身の回りのことは出来るものです。外出する時だけ、危険防止の為ガイドへルパーに来てほしいという方がいます。

 

全身性障害者の方は、ほとんどの方が寝たきりで移動はストレッチャーに乗ったままになります。そんな時、その家族とガイドヘルパーで介助します。

 

外出を諦めている視覚障害者や全身性障害者の方がいるのが現状ですので、たくさんの方に積極的にガイドヘルパーの存在を知っていただき、共に外出したいものです。ガイドヘルパー不足を解消するためにも一人でも多くの方に資格を取得して頂きたいものです。