ガイドヘルパーの仕事|大変なのはどんな部分?

安全に気を配るのは基本の「キ」

通院をはじめとして、散歩や買い物、音楽会や絵画鑑賞、さらにはハイキングなどのレジャーまで…。

 

ガイドヘルパーは、障害をもつ人々の外出に付き添って、彼らを安全に介助し、本来の目的達成のためのお手伝いをし、無事に帰宅させることが仕事です。

 

例えば、都心の美術館に出かけて○○展を観たい、との依頼が入ったとします。

 

健常者なら、スイスイ、問題なく行き来できる市街地の道路や階段を、視覚や聴覚、知的障害のある人を介助しながら通行することは、たいへん神経を使います。

 

でも、これは“基本のキ”です。

 

ケガなどのトラブルがないよう、利用者の安心・安全に向けて、五感をフルに使うのが、ガイドヘルパーの仕事なのです。

 

食事・排せつ

ほんの数時間の外出なら必要のないお世話も、長時間の外出では、さまざまに発生してきます。

 

食事時には、食事の介助が必要になることもありますし、排泄のお世話も必要になってくることがあります。

 

障害者用のトイレは、公共施設には当たり前のように設置されていますが、空いているからと、独占する健常者もいますから、ハラハラさせられることもあるかもしれません。

 

自分独りなら、気軽に出かけられる美術館行きだからこそ、障害を持つ人が渇望する精神の贅沢に応えることがとても大切なのです。

 

“休日出勤”の可能性も

お年寄りのご夫婦から、車椅子のご主人が元旦に明治神宮へ初詣に行きたいから介助をしてほしいとの依頼が入った。

 

奥さまも足が悪く、ご自分の移動だけで精いっぱい。

 

お正月は家族とのんびり過ごす予定だったが、諦めた。

 

このような例は、ガイドヘルパーをしている以上、避けられない場合もあります。

 

ご夫婦は、ガイドヘルパーにわがままを言って困らせるつもりではなく、もしかするとこの初詣が最後かもしれないという、寂寞とした思いからの依頼かもしれません。

 

毎年、そんな依頼が続くわけではないのですから、利用者の立場を理解し、思いやりの気持ちも忘れないようにしたいものです。